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バームクーヘン物語

今日は美味しいものを。

バムクーヘンって以前はそんなに好きじゃなかったんだけど、美味しいバームクーヘンが増えましたね。たまたまちょっと前に…いやずいぶん前ですけど、デパート催事でバームクーヘン博覧会ってのをやってまして、広告見たら私の好きなバームクーヘンが来ている!

早速買っちゃうよね~。

 

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「ホレンディッシェ・カカオシュトューベ」と「グマイナー」

美味しそう!!

 

バームクーヘンとは

ドイツ発祥の樫の木を芯棒にしてそれを回しながら生地を巻きつけていくお菓子で、木の年輪のように見えるお菓子です。 

ザルツヴェーデルというドイツの小さな町で作られたのが始まり、単純に日本語に訳すと木のケーキとなるそうで、なるほど~年輪ですものね。

 

バームクーヘンが最初に作られたのは、広島県似島という島です。作ったのはカールユーハイムというそう、あのユーハイム創始者です。

 

1908年菓子職人の資格を取ったカールユーハイムが当時菓子&喫茶店を青島(チンタオ)で経営していたドイツ人に誘われチンタオに。その6年後第一次世界大戦が開戦。日本軍にドイツ人の捕虜として似島に連行されます。そこで焼いたのがバームクーヘンでした。

 

1919年、広島物産陳列館(現在の原爆ドーム)で開かれた似島収容所浮虜(ふりょ、現在でいう捕虜、第二次世界大戦まで日本陸軍は浮虜と呼んでいたそうです)製作品展覧会にカールユーハイムがバームクーヘンを出品。

 

 その後カールユーハイム明治屋に就職、銀座のカフェ・ユーロップでも働き、1921年に横浜の山下町でドイツ菓子の店「ユーハイム」を創業。開店から2年後関東大震災で横浜の店を失い、神戸の地で再び「ユーハイム」を開業ということです。

 

今の原爆ドームからは想像できませんが、広島物産陳列館ってチェコ人のヤンレツルという方の設計で洋風な建物でした。今の無残な姿になる前にバームクーヘンが売られていたとはね。

ちなみにその日を記念して3月4日がバームクーヘンの日となりました。

 

現在似島の臨海少年自然の家では、当時のレシピを取り寄せて、ベーキングパウダーなども使わない作り方で、バウムクーヘン焼きが体験できます。

 

ユーハイム」のバームクーヘンはおいしいですね、私は添加物も気になるほうなのでユーハイムのも入ってなかったと思います。ベーキングパウダーも使ってないはず。

ユーハイムならデパートに入ってるので、手軽に買えますよね。

 

買ったバームクーヘン

 

ホレンディッシェ・カカオシュトューベ

 

ドイツ・ニーダーザクセン州の州都で、古くから北ドイツの政治・ 経済・文化の中心都市のひとつでもあるハノーファーハノーファーで約100年の伝統を刻んできた、由緒あるコンディトライ&カフェです。

 

当店のバームクーヘンは、私の祖父の時代から引き継がれてきた伝統の味です。ドイツではいろいろなモノづくりの基準が国の機関で定められています。その中でもバームクーヘンは、油脂は必ずバターを使うこと、ベーキングパウダー(膨張剤)を使ってはいけないなど、厳格な基準があります。当店のバームクーヘンはドイツ菓子の伝統を真もt李上質の材料を使って、1本1本丁寧に焼き上げたものです。一切の添加物を使わず焼き上げておりますので本場ドイツの味をお楽しみください。 フリードリッヒ・バルテルス

 

私にとっては絶対一度では覚えられない名前です 笑。

三越伊勢丹で売ってます。

添加物フリーなところもお気に入り、本当に美味しいです。しっとりふんわりした食感と甘さも程よくてバターの味もしっかりします。たまに思い出すと無性に食べたくなる味なんです。

 

他の商品も買ってみましたが、やっぱりバームクーヘンが一番好き。チョコバームもいいけれど、チョコがバームのおいしさを邪魔してる気がして、普通のが一番いいな~。

 

グマイナー

 

フォルカー・グマイナーは、ドイツ南部シュヴァルツヴァルト地方で1898年創業、現在では6店舗を展開する「グマイナー」の4代目主人です。彼の経歴はとてもユニークで、多くのドイツ人マイスターがドイツ国内で修業を行うのに対して、彼は修行の場をヨーロッパ各国に求めました。そのため、彼が作るお菓子は故郷ドイツの菓子をベースにヨーロッパ各国の菓子・文化が融合された、非常にオリジナリティーあふれるものになりました世界トップクラスのパティシエによる組織「ルレ・デセール」のメンバーに最年少(当時)で選ばれたことも、彼の作るお菓子が仲間達からも非常に高い評価を得ていることの証でしょう。

 

100年間の経験に裏打ちされた歴史と伝統を重んじる「グマイナー」は、創業当初からのブランド哲学である「良質な素材をふんだんに使用して、添加物を極力使用しない」を守ったお菓子作りを行っている。

 

こちらは高島屋で販売。

グマイナーは初めての購入、マスコバド糖(黒糖の一種)が気になり買ってみました。バームクーヘンの色が茶色っぽいのがそのせいですね。生地は少々硬いのかな、バウムヴェレも新商品と言われたバームクーヘンもそう感じました。でもお味はやっぱり美味しい、添加物使わないっていうのももちろん好きです。

 

どちらが好き?と聞かれれば、ホレンディッシェ・カカオシュトューベ。でも砂糖じゃなくマスコバド糖を使ってるグマイナーも安心して食べれる。

 

結局どれでもいいから食べたくなったら通販で、すぐに食べるならデパートに売ってる近くのユーハイムかな。